クロスベルタイムズ 1204年後期 3号
【速報】通商会議、始まる!
◆続々到着する各国首脳◆
午前10時02分、クロスベル駅に深紅の鉄道車両が滑り込んだ。エレボニア帝国政府専用列車「アイゼングラーフ号」、ホームに降り立ったのはオズボーン宰相とオリヴァルト皇子である。
ほぼ同時刻、クロスベル東通りをロックスミス大統領を乗せたリムジンが通過、クロスベル空港には高速巡洋艦アルセイユが勇姿を現し、クローディア王太女とアルバート大公が颯爽と登場、 迎賓車へと乗り込んだ。余談だがクローディア王太女に続いて一部で熱狂的人気を誇る同国のユリア准将[i]も姿を見せ、現場は大いに沸き立った。
◆オルキスタワー、現る!◆
タワー前広場で首脳たちを迎えたディーター市長とマクダエル議長は、今回の会場ともなるオルキスタワーをお披露目。その壮大な姿に市民や観光客にも喝采が広がった。ちなみに市広報官によると、タワー前広場は通商会議後は市民に一般開放されるという。
◆気になる会議の動向は◆
ディーター市長、マクダエル議長は首脳たちと昼食会を共にし、懇談ぶりをアピール。記者団にも本会議の抱負などを語った。しかし一部首脳の間では既に水面下での鞘当てが始まっているとの見方もあり、本日からの本会議の成功はディーター市長、マクダエル議長両氏の手腕にかかっているといえそうだ。
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このクロスベルに志を持つ釣師はいるかーー。プロの釣魚道を目指す者は東通りを訪ねるがよい。我輩レイクロードⅢ世率いる釣皇倶楽部が、その真贋を見極めてやろう。来たれ、クロスベルの猛者よ!
[i] 多分誤植。准将ってカシウスと同格やぞ。