帝国時報 第6号(1204/8/21)
【速報】帝都テロ事件・続報
宮廷報道官は会見にて、テロ事件後の皇族の方々のご様子を公表された。最も大きな危険に晒されたアルフィン皇女殿下も大事は無く、先日ご学業に復帰なされたとの事だ。
◆帝国解放戦線とは◆
3人の殿下全員が危険に晒され、レーグニッツ帝都知事も負傷を負った今回のテロ事件。街は平穏を取り戻したかに見えるが、言語道断な凶行に及んだ、自称『帝国解放戦線』の足取りは未だ掴めていない。捜査にあたる精鋭部隊、鉄道憲兵隊は「全力を挙げて追跡中」という。
◆事件解決に尽力◆
当時大混乱に陥った現地だが、事件解決に尽力した人々がいた。帝国政府は各位に感謝状を贈ったという。特に的確な指揮でドライケルス広場の混乱を収めた学生1名には特別感謝状が、アルフィン殿下を救出した民間人たちには特別な謝辞が贈られたようだ。
【国際】西ゼムリア通商会議迫る
今月末にクロスベル州で開かれる《西ゼムリア通商会議》。西ゼムリア地域の今後の発展を占うとされる国際・経済会議に向けて、関係者は準備に追われているようだ。「大陸規模の国際会合自体が史上初のこと。大国としての責任を果たしていく」(政府関係者) なお会議にはオリヴァルト殿下、並びにオズボーン宰相閣下が参加される予定だ。
【文化】帝国時事放送、1周年!
読者諸兄は『導力ラジオ』を嗜まれるだろうか。どこでも手軽に音声放送が楽しめるラジオ放送、実は記者もハマっている。丁度本誌系列のラジオ局《帝国時事放送》が開局1周年を迎えるとの事なので、手前味噌ながら取材を行ってみた。
「時事放送のアピールポイントは?」
「先行する他局に比べて、広域で安定した視聴が可能なことと公正な放送を行う事ですね」(広報)
【車窓の旅】エベル湖
今回訪れるのは帝国東部に位置するエベル湖。静謐な湖畔での一泊は最高のリフレッシュだ。対岸に佇むローエングリン城はかの聖女の城として知られ、悠久の歴史に触れることができるだろう。アクセスはバリアハートより南、エベル支線から。