クロスベルタイムズ 1204年後期 2号
【特集】西ゼムリア通商会議、いよいよ開催!
◆かつてない規模の国際会議◆
クロスベル自治州にて、明日からいよいよ通商会議が始まる。ディーター市長提言のもと3日間の日程で西ゼムリア地域における今後10年の枠組みが論じられるのだ。
クロスベル商工会のモルス会長はその意義を政治面・経済面に留まらないという。共和国のロックスミス大統領と帝国のオズボーン宰相が直接対面するのは今回が初めてだと明かし、さらに「このような形で4ヶ国以上の国と地域が集うのは歴史上初めてのこと。市長の手腕、そしてこの会議の重要性が分かっていただけるかと思う」(同氏)
◆クロスベル入りする首脳たち◆
それでは参加予定の各国首脳たちをご紹介しよう。
エレボニア帝国:
西の帝国からは皇室代表のオリヴァルト皇子殿下、《鉄血宰相》と名高いオズボーン宰相閣下が参加。メディア露出の多い両氏だけに注目度は高い。
カルバード共和国:
東の共和国からはロックスミス大統領が遂に来訪。
帝国首脳との討論を繰り広げてくれそうだ。
レミフェリア公国:
北の美しき公国からは若き指導者、アルバート大公がご出席。
経済協力の確立に意欲を示した。
リベール王国:
そして南西リベール王国からはアリシア女王の代理としてクローディア王太女殿下が最年少のご出席。不戦条約を提唱した同国だけに動向が注目される。
またオブザーバーとして遊撃士協会よりアリオス・マクレイン氏、西ゼムリアの国際・経済情勢に詳しいイアン・グリムウッド弁護士も参加する予定。会議が有意義なものとなるよう小誌も期待したい。
◆市内での反応は◆
クロスベル市内でも「楽しみにしている」(レストラン経営者)との声が多い。各国首脳が一堂に会すのは「ビッグなシャッターチャンス」。当日は市内もにぎわいそうだ。
一方警察関係者は「非常に緊張している。警備は万全に行う」(行政区の巡査) クロスベル警察と警備隊は合同対策本部を設置、厳戒体制を敷いている。ちなみに会期中はミシュラム・テーマパークは「申し訳ないが休業」(運営元のIBC事業部) 理由は各国首脳が同保養地に滞在予定のため。担当者は代わりに市内で楽しめるイベントを予定しているとした。
◆《オルキスタワー》、ついにお披露目!◆
新支庁ビル《オルキスタワー》がついにお目見え! その勇姿を現すのは会議の初日だ。小誌ではお披露目時間とオススメスポットも紹介する予定。皆さんも、どうかお見逃しなく!
【文化】ノイエ=ブランで豪華な晩餐はいかが?
クロスベル進出を果たした帝国系の高級クラブ、《ノイエ=ブラン》で 高級料理を楽しむ。お値段の方には少々驚くが、いい社会勉強になるだろう。経営もとのクリムゾン商会は最近市内にもう一軒物件を購入したとの噂を聞いてみるが、「そちらは別の事業」。オーナーは謎の含み笑いだった。
【芸能】アルカンシェルの新公演チケットが発売!
以前から囁かれていた劇団アルカンシェルのリニューアル公演。アレンジ内容も配役も未発表なのだが、それがまたファンの心を昂らせている。チケットは近日発売開始! とされているが、本号が皆さんのお手元に届く頃には完売しているかも!?
【文化】史跡探訪
~神秘の遺跡、月の僧院~
マインツ山道の外れ、トンネルを抜けた先は秘境の地が広がる。その中に佇む大きな遺跡は「月の僧院」。研究者によると本格的な調査がなされたことはないそうで、まさに神秘の遺跡と呼ぶに相応しいだろう。山岳地帯だけに気軽にとはいかないが、中世のロマンを感じさせてくれる光景だ。
【公共広告】交通規制にご協力を
クロスベル警察および警備隊からお願いします。
・ 明日より開催される西ゼムリア通商会議に関連し、市内の一部区域で導力車の交通規制を行います。
・またベルガード門、タングラム門付近では大きな混雑が予想されています。迅速な手続きに協力の程をお願いします。