クロスベルタイムズ 1204年後期 4号
【事件】クロスベル警察、テロ事件の概要を発表
◆明らかになった事件の概要◆
クロスベル警察は会見にて、捜査一課、遊撃士協会、特務支援課によって逮捕された全容疑者の取り調べを終了したと発表し、事件の概要を明らかにした。
容疑者たちは『帝国解放戦線』および共和国『反移民政策主義』の一派。通商会議に出席中のオズボーン宰相、ロックスミス大統領の両氏を狙ったとのこと。報道資料として容疑者たちの 詳細な反抗家庭が公表された捜査一課は極めて大規模な犯行で協力者の可能性も否定できないとして、引き続き捜査を続ける方針。
また警察は今回の発表で、容疑者逮捕の過程で帝国・共和国政府の意向を受けた私兵団の協力があった事について改めて説明。容疑者逮捕に貢献したことを初めて認めた。
今までは私兵団の協力がなくとも逮捕および首脳全員の安全確保に問題は無かったとしてきたクロスベル警察だが、「万全の警備」の不備を認めた形。今後各方面からの非難が集中することは間違いない。
◆通商会議の成果と余波◆
一連の事件と公式発表を受け、市民の間でも活発な議論が繰り広げられている。防げなかったテロ事件、事件直前に帝国および共和国からなされたという両国軍駐屯の提案、そしてディーター市長のクロスベル独立の提唱……。
「クロスベルは既に経済大国」(60代の男性)と独立を望む声の背景には、自治州が両大国に翻弄されてきたという意識があるようだ。一方「警察や警備隊は頼りにならない」と両国軍の駐屯を求める現実路線の意見も。 また「独立の話は散々繰り返されてきた議論」(共和国アルタイル市の男性)と実現を疑う声も聞かれ、まさに百家争鳴の様相だ。市民そして周辺諸国の間でも議論の熱気は当面冷めそうにない。
【技術】 リベール王国ZCF製の新型導力車に迫る
リベール王国のツァイス中央工房(通称ZCF)が新たに導力車を開発した。導力飛行船技術で大陸一を誇る同工房の導力車は他社とは少し違うデキ。飛行船用の導力エンジンを改良し高速、大馬力の走行が可能なのだ。
同工房は受注生産に限るとしており、そのレアさも合わせカーマニアの心をくすぐる存在となりそうだ。
【芸能】 アルカンシェルの新配役が決定!
謎に包まれていたリニューアル公演の配役が発表された。流星の如く現れた新人アーティスト、シュリ・アトレイド(13)が星の姫役に抜擢。なんとデビューと同時に追加シーンを演じるという。準主役への大抜擢はリーシャ・マオの前例もあり、ファンの間には期待と興奮が広がっている。
【レジャー】 湖水浴場、いよいよオープン!
予告されていたミシュラムの湖水浴場が今週ついにオープンした。純白の砂浜は「とことん拘った。どなたでも満足していただけると思います」(広報部)
ビーチでのひと時を楽しんだ後は、ワンダーランドで噂の隠れキャラ探しに参加するのもいいかも。まだまだ暑い季節、家族で恋人同士でいかが?