帝国時報 1204年前期 第4号(1204/7/17)
【特集】帝都の夏至祭迫る
各地より1ヶ月遅れの夏至祭が帝都で開かれる。多くの行事が合わせて執り行われる季節だが、今年は陛下に代わって3人の殿下が出席予定だ。
「驚きました。いよいよアルフィン殿下が出席されるなんて」と声を弾ませるのは帝都の学院に通う女性(18歳)。皇族の方々の中でもアルフィン殿下の大ファンだという。他にもオリヴァルト殿下の公式行事への出席を喜ぶ声が聞かれた。
例年参加なさっているセドリック皇太子殿下と合わせ、お三方が揃い踏みの夏至祭。華やかになるのは間違いなさそうだ。
◆アルフィン殿下のお相手は◆
またアルフィン殿下は園遊会に参加なさる見込みで、公式の場では初めてダンスを踊られることとなりそうだ。国民的人気が非常に高い殿下だが、果たして気になるお相手は。判明次第、本誌でも特集させて頂く予定だ。
【国際】ノルド高原で武力衝突?
帝国北東に位置するノルド高原にて、武力衝突の危機があった模様だ。偶然居合わせた本誌カメラマンによると、一時は緊迫した状況だったとのこと。「共和国が属州化を主張している地域は、どこも潜在的な危険を孕んでいる」(軍関係者)
なお、危機は早急に回避されたようだ。「来月にはクロスベル州で国際会議が予定されている。マイナス要因の排除に情報局辺りが動いたのではないか」(同氏)
【文化】帝都歌劇場(ヘイムダルオペラハウス)へようこそ
帝国の誇る文化《オペラ》の最高峰といえば帝都歌劇場だ。そう、あの《蒼の歌姫》ヴィータ・クロチルダを見ることができる場所である。オペラに愛されし麗人、その声と“情景を見せる”と言われるほどの表現力は人を感動させずにはおかない。帝国人なら一度は訪れるべき帝都歌劇場、気になるチケットの状況は? 「最短でも2ヶ月待ちとなります」(同支配人)
ちなみに夏至祭では記念公演が行われるが、既に完売との事。
【名店探訪】音楽喫茶《エトワール》
帝都アルト通りに佇む小さな名店。淑やかな旋律と共に味わうハーブティが絶品だ。定番メニューは「ふわとろオムレツ」(280ミラ)。熱々の卵と白米の奏でる絶妙なハーモニーは一見、いや一食の価値アリだ。
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