徒然雑記帳

ゲームプレイを中心に綴っていくだけのブログ。他、ゲーム内資料保管庫としてほいほい投げます。極稀に考察とかする…かな?お気軽に読んでいってください。

クロスベルタイムズ 1204年後期 11号

【緊急速報】ディーター大統領、身柄を拘束!!

 

◆現職元首、突然の拘束!◆

 本日正午過ぎ、クロスベル警察・特務支援課の手によってディーター大統領の身柄が拘束された。大統領は自治州法に照らし合わせると「大規模なテロ行為の指示」「議会議員の強制拘束」「政治陰謀罪(クーデター)」「市有施設の私物化」などの疑いがあるという。捜査一課はおって正式に逮捕する見込み。

今回の速報に際してディーター大統領の数々の不正、陰謀疑惑が明らかとなった。大統領は速報発刊時点では職務を解かれておらず、まだ正式な逮捕もなされていないが、一連の事件現場には本誌記者も同行し、数々の供述証拠があることから今回の速報に踏み切らせていただく。

 合わせて本誌における真実の報道が遅れた事をここにお詫び申し上げる。(編集長)

 

◆身柄拘束の驚くべき背景◆

 今回の事件が「自治州法に照らし合わせた」ことに注意していただきたい。これはクロスベルが独立国となる過程での不正、犯罪行為を摘発したものなのである。

 警察・特務支援課の捜査によると、ディーター大統領は猟兵団《赤い星座》を用いてクロスベル市を襲撃させ、大規模な破壊行動を指示したとされる。

 さらには危機的状況を演出することで民意を曲げ、住民投票を口実に強引な国家独立を進めたという。

 以上のことは大統領本人も認めており、ここ数ヶ月のクロスベルを取り巻く状況は、全て彼によって策謀されたものだった事が明らかにされた形だ。

 

◆ディーター大統領の光と影◆

 あの教団事件の後、市長当選を果たしたディーター大統領。数々の政治改革・新法制定をなしとげると同時に、市襲撃事件を反動とした強引な国家独立や独裁体制へと行動を進めていった。大統領はテロや教団事件の糸を引いているともされ、余罪の追及を受けている。

 

◆事件の全容解明、そして独立国無効宣言へ◆

 一連の計画は一部の警察関係者の調べで明らかになりつつあったが、すんでの所で拘束、投獄されてしまったという。

 しかし自力での脱出をはたしたメンバーは軟禁状態にあったマクダエル元議長の解放に成功、元議長によって大統領の主張に正当性はないとする独立無効宣言が発表された。

 これにより言動を封じられていた警察関係者が団結し、クロスベル市の解放と事態収束目指してオルキスタワーへと突入。今回の逮捕劇へと繋がった。

 

◆ディーター大統領と事件の今後◆

 ディーター大統領の身柄が拘束され、クロスベル市を取り巻いていた障壁は消え去った。市民の安全はひとまず確保された形だが、クロスベルを取り巻く状況は非常に繊細かつ深刻である。

 本人の供述もこれからであり、これについてはクロスベルタイムズがおってお伝えする。周辺諸国の読者諸兄も、どうかこのクロスベルを取り巻く事態の推移を冷静になって見守ってほしい。

 

【速報】ミシュラム近郊に謎の大樹が出現

 保養地ミシュラムの方角に、巨大な光る大樹が出現した模様だ。クロスベル市内からもはっきりと見え、実に異様な光景だがわ詳しい原因などは分かっていない。

 大統領拘束のニュースに続いて不可解な事態が起こったことに動揺が広がっているが、すでに警察関係者が捜査に向かっている。市民の方々はどうか平静を保って行動してほしい。

 

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