クロスベルタイムズ 1204年後期 8号
◆尾を引くテロ事件の混乱◆
ディーター市長はクロスベル市を襲ったテロ事件について、詳細な経緯及び猟兵団《赤い星座》の足取りの徹底調査を行なうように指示した。
クロスベル警察は即日、警備隊及び捜査一課を動員すると発表。数日以内に概要を纏めるという。マクダエル議長は取材に対しコメント、「市民及び周辺諸国の混乱を収めるために絶対必要な措置だ」。
一方、事件以来矢継ぎ早に対応をとってきた市長だが、IBCビル再建に関する記者の質問には「復旧のめどはない」と言葉少なく語った。
◆負傷した人々の容態は◆
警察・警備隊関係者が多数運び込まれているウルスラ病院。半数ほどの方々は退院が見込まれているとのことだが、見舞いに訪れる家族の方々の顔色は冴えない。
またイリア・プラティエは一命を取り留めたものの昏睡状態が続いているといい、病院関係者は「一般市民の被害が軽微だったことだけが救い」と話す。
◆投票日、迫る◆
テロ事件を受けて一旦は延期されていた国家独立を問う住民投票。再度日程も決まり、投票日は3日後に迫っている。
私達の中には深い悲しみがあるが、この投票は自治州のあり方を始めて正面から問おうとする試みでもある。悲しみに押し潰されることなく、それぞれの考えを胸に一票を投じたい。
【イベント】チャリティイベント開催のお知らせ
本日市民会館にて商工会主催のチャリティイベントが開催される。立食パーティーを中心にピアノコンサートなどが予定されており、「もちろんとっておきのイベントもあります」(商工会関係者)
売上金は被害に遭った方々への義援金に当てられるという。お財布にゆとりのある方は振るって参加してほしい。
【告知】グルメガイド発売決定!
当クロスベル通信社から市内の美食処を網羅した「特選、グルメガイド」が発売される。コラム「美食探訪」で紹介してきた店のほか、有名人のイチオシスポットなどを掲載。今話題の人々の一言も!?
暗いニュースが続くこの頃だが、あなたの笑顔で周囲の人を元気付けられるかもしれない。観光に食べ歩きのお供に、いかがだろうか。