帝国時報 1204年前期 第1号 (1204/4/18)
【政治】帝国政府、年度予算を発表
政府はバルフレイム宮にて会見を開き、本年度予算案を正式に発表した。同時に軍備拡張計画を発表、かねてよりオズボーン宰相が予告していた通り、陸軍機甲師団のさらなる強化を行うという。
カルバード共和国が軍備拡張を続ける以上当然の事であり、大国の義務であろう。(本誌論説委員)
◆帝国議会の反応◆
帝都では並行して貴族院・平民院が開かれ、予算案が審議された。平民院では予算案、軍備拡張案ともに満場一致で採決されたが、貴族院では始終激しい批難にさらされた模様だ。
「陛下には厳然たる判断をお願い申し上げたい」(貴族院議長)
しかしながら陛下はオズボーン宰相に予算案決定をご一任されており、覆る可能性は低いと思われる。
帝都長レーグニッツ知事の話:
私は全面的に賛成ですね。軍事面の話ばかりが強調されていますが、全体として極めてバランスが取れた予算案です。
帝国の近代化をどう進めるか、宰相閣下には明確なビジョンがある。(登庁前に本誌記者の質問に答えて)
【社会】交通基本法から1年 ~その運用状況は~
帝都で交通基本法が施行されて1年となる。導力車の本格普及を見据えた法だが、読者諸兄はどう受け止められただろうか。
「概ね好意的な声が多いようですが、平民車と貴族車を対等に扱うのはおかしいという意見も寄せられていますね。」(施行に全面協力した帝都庁広報)
なお帝国政府は交通事故防止に一定の成果があったとし、今後は帝国全土への適用を目指すとしている。
【文化】交易町ケルディックの大市
定期的に開かれる“大市”で有名な東部の町ケルディック。今年も春物市が開かれ、多くの商人や観光客を引き寄せている。そもそも何故これほど商売が盛んなのか。「古くから重要な交易路上に位置していたからです」と答えるのは大市の元締めを務めるオットー氏。現在でも大陸横断鉄道と国内線が交わり、国内外へのアクセスが最高なのだとか交易町は今日も熱く燃えているようだ。
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